非常灯点灯 投稿者:ABE
投稿日:01月10日(金)10時01分10秒
本編にエピソードはありましたが、なるほどその車内から撮った写真ですか。
非常灯にしか照らされていないのですが、白熱灯のせいかレトロな雰囲気を醸し
出している写真ですね。
かすかに映し出されている部分ですがドアの桟の部分です。
電車のドアは上から
吊るされており、車種によってはその内部に「ドアエンジン」(ドアの開閉をす
る機械で、多くは空気シリンダーを使用しています。そのため開閉時に空気の抜
ける音がするのです。)が設置されております。
さて、この電車の車種は国鉄最大の保有率だった103系電車で、北海道と四国以
外の直流区間には全国どこにいてもお目にかかることが出来ました。
初めて投入
されたのはやっぱり「山手線」。その後首都圏のいわゆる国電区間に、そして関
西地区にも大量投入されてきました。製造年数は延べ20年くらいのロングセラー
だったのではないでしょうか。
しかしこれが国鉄の悪いところで、20年もすれば
技術はどんどん進歩しているはず。その間私鉄では最新技術の電車を製造してい
たのに、国鉄はこの時代遅れな電車を作り続けたのです。(赤字だったから新形
式開発の予算も少なかったのでしょう。でも鉄道技術研究所なるものはあったん
だけど)
なにが古いかって言うと、113系の時にも述べた気がしますが、いわゆる国鉄形
電車というのは電動車は抵抗制御の2両1ユニット、サービス電源なども4両まで
が最大のユニットになっています。
cyto氏のレポートによると後ろの3両だけ電気が消えたとあります。
乗車していた列車は武蔵野線からの103系8両編成で、
TcMM'MM'MM'Tc
という組成をしており
サービス電源用のMG(電動発電機)はM'に搭載されていてます。
サービス電源のユニットはこの編成の場合、
TcMM'-MM'-MM'Tc
と分けられているので、3両だけ消えたのです。
この電源と走行用の電気は別系統になっているので、終点まで走ることが出来たのです。
でも非常ドアコックも光るとは知りませんでした。
しかし貴重な体験が出来て羨ましい限りです。
電気が消えた瞬間、「これは煌めきネタだっ!」と思い、
すかさずデジカメを出したのがよかった。。。。
しかし、本編の家族連れ、
もし知り合いの知り合いぐらいだったらどうしよう。。。
なお、上のTcMM'MM'MM'Tcに関しては こちらをご覧下さい。
しかし、103系って車種が判るのは(私には全然わからない特徴があるのだろうけど)まあいいとして、
なんで、武蔵野線って、判ったのかしら。
(注釈:後でABEちゃんにきいたら、オレンジ色の103系が首都圏で走ってるのは武蔵野線だけなんだって)
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