鉄の煌めき 021117-2  〜ABEちゃんのぺえじ〜


今日のお題はこれです。
この画像からわかる情報は?


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 投稿者:ABE  投稿日:11月25日(月)17時34分04秒


お待たせしました。うれしいですねえ、113系ネタを振ってくるとは。
さて5枚目の写真、東京口に通勤・通学している人ならおわかりでしょう。東海 道線を走っている113系です。
緑とオレンジ(黄かん色という)の2トーンカラーはその電車が走る地方から「湘 南色」といい、その電車を「湘南電車」とよばれるようになりました。この「湘 南電車」、80系、153系、111系、113系で4代目になります。で今113系は東京口 ではすべて国府津電車区の所属なので、田町電車区で「昼寝」中なのでしょう。
田町電車区の「湘南電車」は5代目の211系が集中配置されており、この車両はス テンレス製になっています。

東海道線東京口(東京口とこだわっているのは、東海道線は知ってのとおり神戸 まで繋がっており、このほかに静岡、名古屋、大阪などそれぞれ仕様が変わるの です。)と横須賀・総武快速線には、全国でも珍く普通電車にグリーン車がそれ も2両連結されているのです。東海道線には4,5号車がそれにあたります。昼間は 閑散としているこの車輌も、朝夕のラッシュ時や行楽シーズンには着席の出来な いほどの混雑ぶりです。
そこで211系の第7編成(N21編成)よりグリーン車はサロ210,211の替わりに、2階 建て座席定員90名のサロ212,213を製造、1〜6編成の1階建て1輛ずつと組み替え4 号車を2階建てに統一しました。もちろんこの方法は113系にも行なわれ、サロ 124,125としてステンレスで新造され現在は全編成の4号車が2階建て車輌となり ました。もちろん横須賀線の4号車にも。(現在横須賀線はE217系に世代交代とな り、2両とも二階建てになっています。また横須賀色のサロ124は湘南色になって 走っています。)
ここで写っているのは113系のサロ124。

さてそろそろ数字の勉強をしないと説明 しづらくなってきました。
ではでは113系と211系について話しましょう。
百の位は直流電車、交流電車、交直両用電車の区別を表し、1,2,3は直流、4,5,6 は交直両用、7,8は交流を表します。
113系も211系も直流電車ということになります。
十の位は通勤形、近郊形、急行形、特急形の区別を表し、0は通勤形、1,2,3は近 郊形、4,5,6は急行形、7,8は特急形を表します。(ただしJR後に製造された車両 に関してはそれにあたらない場合もあり)
一の位は製造の若い順です。なになに系と形式をつけるときは、奇数で必ずつけ ます。
現在走っているいわゆる新性能電車(今では旧性能)の動力車は、2両で一人前の 機器を配しているので、モハ112,113のように形式そのものの番号とそれから1を 引いた番号を付与するようになっています。
また奇数番号が東京寄りに連結されます。

さてサロ210,211に戻りますが、なぜ付随車が2形式になっているかというと、 210には車掌室が、211にはトイレとことなる仕様になっているからです。サロ 212,213とサロ124,125についても同じです。
211系の場合サロ212,211とサロ210,213の組み合わせで、後者は向きを反転させ て組まれています。
なぜ213系でもないのに、125系でもないのにとお考えの方、これは仕方なく空い ている番号を使っただけの例外です。
113系のグリーン車はほとんどが車掌室、トイレが両方付いているサロ110-1200 番台だったので車掌室付きのサロ124形が多く作られています、少数で、183系特 急電車のサロ183からの改造のサロ110-300番台がトイレが付いていなかったた め、トイレ付きの125も製造され、現在に至ってます。(サロ110-300は現在いま せん)

6,7の写真についての説明はまた今度でよろしいでしょうか。


今度なんて、、、そんな、これだけ書いていただければ、充分でございますわ。次回に期待、きたい。
ところで、「東海道線東京口」って、とうきょうぐちでいいのかしら?すみません、トーシローで。


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